2011年4月16日土曜日

「世のため、人のため」が自分のため・・・

どのような生き方をすれば、自分の幸福と他の人の幸福が一体化するのでしょうか。

自分の幸福と他の人の幸福を貫くものは「奉仕の心」

「世のため、人のために役に立ちたい」と常に願って生きることは、自分の繁栄のためでもあり、同時に社会の繁栄のためでもある。

「自分は幸福であるが、国家や社会は不幸である」ということはありえません。 国家や社会の不幸を願いながら、「自分だけは幸福でありたい」と思っても、両立しないのです。

また、自分が勤めている会社に対して、「給料が上がらないのはけしからん。 こんな会社は早くつぶれてしまえばいい」と思ったとしても、会社がつぶれてしまえば、その安い給料さえ出なくなります。

しかし、これが分からない人が、世の中には数多くいるのです。 個人においても、会社や官庁など、個人の集まりである組織においても、「多くの人の役に立とう」という奉仕の心を持つ必要があります。

奉仕の心によって、個人の幸福と全体の幸福が調和されるのです。

奉仕の心とは、別の言葉でいえば「愛」です。

愛を仕事のかたちで表せば、奉仕の心になるのです。 ところが、これを安っぽい道徳のように考え、本気にしない人がたくさんいます。 彼らは私利私欲、利己心のままに生き、結局は互いに争い合って、不幸をつくり出すことが多いのです。

奉仕の心を持つ人、「世の中のために少しでもお役に立ちたい」と願う人が、この地上に増えていけば、おのずと地上天国が実現します。それが、とりもなおさず繁栄の姿でもあるのです。

繁栄のための考え方として、奉仕の心は非常に大切です。 たとえ個人の仕事であっても、「公(おおやけ)の心」を持たなくてはなりません。

「自分の仕事は社会全体と密接につながっている。自分がよい仕事をすることが世の中をよくしていくことになるのだ」ということを、いつも考える必要があります。 自分も幸福になり、自分のまわりも幸福になること、「他の人が幸福になることは、自分の幸福でもある」と思うこと、これが最大の幸福なのです。

繁栄の法―未来をつくる新パラダイムより

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