2011年8月11日木曜日

”スダチ”を徹底解剖

スダチは徳島県を代表する特産物の一つで、徳島県の花にも指定されている。

そこで・・・

【原生地と伝播】

・スダチは古くから徳島県下で庭先果樹として植えられ、利用されてきた。しかし、その起源については明らかでない。

・スダチは『大和本草』(貝原益軒、1708)に、リマンという名称で記載されており、これが最も古いスダチの文献とされている。

・徳島県下には現在もスダチの古木が各地に散在している。


神山町鬼籠野地区の樹齢300年の古木
神山町鬼籠野地区の樹齢300年の古木











・スダチは漢字では酢橘、酸橘、酢立、酢断、巣立等が当てられているが、田中諭一郎は、スダチは酢橘の意味で、古来果汁を酢として料理用に供するためであるとしている。

・スダチは従来からその成立には、ユズが関与しているものと考えられてきた。アイソザイム分析ではユズに特有の遺伝子がスダチにも見出されており、また、精油成分の分析でも、ユズとスダチの近縁性が明らかにされている。


・花期は5 - 6月頃で白い花を咲かせる。秋頃に果実が実る。青いうちに収穫し出荷するが、熟すとミカンと同様に黄色くなる。













【利用】

・外皮が青、あるいは黄色の果実を切り分け、鍋料理の具やサンマなどの焼き魚に添えて、食べる直前に食材に果汁をかける。また果汁を食用酢として用いる。外皮の青い果実は、その外皮部分を薄く切る・薬味おろしでおろすなどして、薬味として利用する。












・徳島県では比較的安価で果実を含めジュースやお酒などとしてどこにでも売られている。






>>お奨めは<<

すだち発祥の地より 

神山すだちサイダー












【糖尿病への効果】

・2006年、徳島大学の研究チームが、スダチの搾りかすに血糖値の上昇を抑える効果があると発表した。

・同チームと農協の共同研究で、スダチの搾りかすの成分に糖尿病治療の効果がある可能性が判明し、ラットに対する実験で、慢性糖尿病の状態にしたラット7匹に対し、1年間スダチの搾りかすの粉末を与えたところ、6匹に改善の効果があったことが分かった(対照実験として、粉末を与えなかった8匹は血糖値が高いままであった)


以上、ウキペディアなど参考


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