本日のTBS系「がっちりマンデー」より
国産生地に貝ボタン。上質のシャツが税込み¥5,145。
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毎週新作入荷するという。
生鮮食料品のように、シャツを売るのが「メーカーズシャツ鎌倉」
株式会社メーカーズシャツ鎌倉 (MAKER'S SHIRT KAMAKURA) は日本のアパレル企業である。鎌倉シャツの名称で親しまれている。
メーカーズシャツ鎌倉は「上質のシャツを、4900円で販売する」というコンセプトの下、メンズシャツや婦人物のシャツブラウスを一枚4,900円(税抜き)の低価格で製造・販売している。
同社のビジネスモデルは、製造から販売まで単一の業者が行うSPA(製造型小売)であり、これによって上質なシャツを低価格で継続して販売することに成功している。
秘密は、
①流通カット②少量多品種③均一価格。
「売れるものしか作らない。」
生地業者や工場と直接取引き、製品は工場から店頭に、直接納入される。
価格に占める原価の割合は6割。在庫は持たないように、少量多品種を売り切る。
商品消化率は「ほぼ99%」と高回転率。
手形決済が一般的だった業界の常識を破り、「現金決済の翌月払い」を徹底。
現金払いで原材料を安く仕入れ、リスクをとる姿勢が、評価されていると言う。
すばらしい会社だな。と思い、今回取り上げた。
アパレル業界の常識を打ち破る経営で目を見張るものがある。
常識を打ち破るということが、ビジネスの社会では、重要なのかもしれません…。
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顧客に絶大な人気、鎌倉シャツ創業者の顧客重視力!
1.妻と二人三脚、古都鎌倉で起業!
貞末良雄氏は千葉工業大学卒業でファッション系大学の出身ではない。専攻した電気工学を生かして特殊ランプの設計士となる。しかし先祖代々繊維商人だった血が騒いだのだろうか、技術の世界は居心地が良くなかったと見える。27歳のときメンズファッションの革命を起こした伝説の人、石津謙介氏率いるVAN(ヴァン・ジャケット)入社した。
アイビールックで一世を風靡した石津氏の教えは時代を先取りしていた。「物質的満足が達成されれば生活全体のデザインが求められる。その一部が服である」という教えはその通りになった。
サラリーマンとしての貞末氏は順風満帆ではなかった。何事もオーナー感覚で考えるため上層部との対立が耐えなかったという。VAN倒産でいくつかの会社を渡り歩いたが、業界の常識を踏襲した会社はことごとく消滅していった。「そうだ、業界の常識を踏襲してはいけない」。この考えは今も脈々と受け継がれている。
孤立無援のまま夫婦二人三脚でメーカーズシャツ鎌倉を起業した。1993年のことである。問屋の力が強すぎて5色で1万メートルの生地を発注せざるを得なかった。恐ら2二度と生地を仕入れる日は来ないのではないかという不安に駆られた。
しかし、半年後状況は一変した。
2.国産主義へのこだわり!
妻の民子氏が女性誌に投稿した店の写真が掲載されたのだった。小さな店の前にはなんと行列ができたのだ。「口コミマーケティング」の威力はすごい。大手商社やデパートの幹部も視察に訪れた。こうして快進撃が始まったのである。
快進撃の理由はそれだけではない。品質の良さ、リーズナブルな価格、高瀬貝のボタンが何よりも貢献している。福島県白河市にある「リオ・ビアコン」という縫製会社は20年以上のベテランがたくさんいる。見えない裏側もしっかり縫製されているから肌触りがよく着心地満点だ。肩の形状は流線型の余裕を持たせた設計だから背伸びしてもシャツがずり上がらない。
1995年横浜のランドマークタワーに出店し、知名度は一気に全国レベルになった。
1996年には50坪の鎌倉本社兼店舗をオープンさせている。
3.値段勝負は最後の手段と決めている!
仕立て付きの高級シャツは最安値のものでも2万円はする。体系にピッタリのシャツが1万円で2着買えるのは魅力だ。
メーカーズシャツ鎌倉ではセールがない。各店舗に届く新商品はせいぜい2着。
直ぐに完売してしまうからセールをやろうにも対象となる商品がないのだ。デパートの店員は社員割引制度で安く買えるがメーカーズシャツ鎌倉では社員も定価で買う。
値段の大事さを体で覚えてもらうためだ。貞末氏が「値段勝負は最後の手段。値段で勝負する会社が栄えたのを見たことがない」と強調していたのが印象的だ。
【3】まとめ
1.石津謙介氏が率いるVANは倒産したが、貞末氏は石津氏からの教えは今も忠実に守り通していること。
2.バブル崩壊、不景気突入の時期に夫婦二人三脚での起業の決意は立派だったこと。
3.業界の常識を踏襲せず「生産して自ら販売する手法(SPAと称する)」を確立したためリーズナブルな価格を設定できたこと。
4.高品質を売りにするため国産、貝のボタンにこだわること。
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