2010年9月5日日曜日

かっぽ鶏

日テレ系「鉄腕DASH!」より













かっぽ鶏とは、若い淡竹(はちく)に、鶏やしいたけなどを入れて、そのまま火にくべた料理。

竹から出るエキスと、鶏肉などの旨みが混ざり合う、自然の味。

竹に水を注ぐと「かっぽかっぽ」と音がすることから、地元では竹のことを「かっぽ」と呼ぶ。古くは山仕事の際、食器代わりに、水筒代わりにと、竹を使っていたことが始まり。

鶏肉は、アミノ酸がバランスよく含まれた良質のたんぱく質が多い。脂質が少ないため、消化吸収率が高い。

ビタミンA やB6 が多く、粘膜を強化し、免疫力を高める効果もある。

さらに、その竹の中に日本酒を入れたかっぽ酒も、スタミナがつく先人の知恵。


高千穂町は、総面積の83%が山林。昭和30年頃から林業が盛ん。標高が高く気温が低いため、木の成長が遅く、年輪が詰まった、硬く良質の木材となる。
かっぽ鶏に使われる淡竹(はちく)も多く生えている。

作り方
① 竹筒に、地鶏(一羽丸々ごと、肉/内蔵)、黄味、しいたけを詰める
② 竹ごと火にかけ、中の汁が沸騰したら出来上がり











たけ 【竹】
イネ科タケ亜科の常緑木質植物のうち大形のものの総称。

一般に小形のものはササと呼んでいる。熱帯やアジアの温帯に多い。地下茎を広げて繁殖し疎林を作るものと、稈(かん)が密生して株立ちになるものとがある。

稈の節の部分から枝を出し、披針形の葉をつける。花は小穂につき、開花すると全体は枯死するが、開花の周期は非常に長い。また出始めのものは筍(たけのこ)と呼んで食用にする。

稈は竿にしたり、建築・器具・楽器・工芸品の用材などとして広く利用される。

モウソウチク・ハチク・マダケなど。

0 件のコメント:

コメントを投稿