2010年6月25日金曜日

桃栗三年柿八年とは?

草本植物の一・二年草は1~2年で確実に花が咲き結実しますから、草の種は蒔くとすぐに咲くように思われています。けれども、多年草の中にはユリやカタクリのように種子からだと、早くても3-4年かかるものもあります。



木本植物で3年で実のなるモモやクリは、果樹としては最も早い仲間です。「桃栗三年柿八年」の言葉の後には、柚は遅くて十八年、銀杏のばかやろ三十年などと続きます。確かにイチョウなどは長くかかります。もっとも、個体差があり正確に何年と特定するのは困難です。 









また開花まで長い植物として知られるタケは、100年とか120年などと言われています。モウソウチクでは播種から67年目と68年目に咲いた事実が知られています。さらに。25年で開花した事実も報告されています。これは事実ですが咲かない事例もあるので、結局、開花年数を決める事はできないということです。



*『故事俗信/ことわざ大辞典』(小学館・1982)によると、



「桃栗三年柿八年」に続く言葉として次のようなもの例示されています。「柚子(ゆず)は九年」「柚子は遅くて一三年」「梅は酸いとて一三年」「梅は酸い酸い一八年」「枇杷(びわ)は九年でなりかねる」「枇杷は九年で登りかねる梅は酸い酸い一三年」「柚子の馬鹿めは十八年」






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