2010年8月4日水曜日

海洋生物 日本近海、生物の宝庫

海洋生物:日本近海は宝庫 世界23万種の14.6%生息 ~毎日jp~

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世界の海の中で生物の多様性に最も富んでいるのは日本とオーストラリアの海で、海洋生物の中で最も種類が多いのは甲殻類――世界の25の海域に住む海洋生物の多様性や個体数を10年にわたって調査してきた国際プロジェクト、「海洋生物センサス(Census of Marine Life、CoML)」の報告が2日の米科学誌プロスワン(Public Library of Science、PLoS ONE)に発表された。










絶滅の危機にある海洋生物を把握するために、6億5000万ドル(約560億円)をかけ、全世界の海洋生物の目録を作ろうという10か年の同プロジェクトには、世界の科学者360人が参加。20世紀から蓄積してきた世界各地のデータを集約、10月までにさらに情報が補完される。

これまでの調査では、発見済みの生物が1地域あたり平均1万750種確認されている。しかしすでに存在が知られている種でも、まだ未確認の生物が1種あたり4種存在すると科学者たちは予測している。

海洋生物の種の中で最も豊富だったのは、一般のイメージとは裏腹に、甲殻類だった。同プロジェクトのジェシー・オーズベル(Jesse Ausubel)氏いわく、「みんな海洋生物というと魚類やクジラを思い浮かべる」のだが、海洋生物の中で大型哺乳類はわずか2%、魚類が12%だ。種類が多いのは甲殻類や軟体動物で、エビやカニ、ロブスターといった甲殻類が約20%、イカやタコ、貝までを含む軟体動物が17%を占めていた。また原虫などの単細胞生物や藻類などは10%程度だった。

一方、海域別に見た生物の多様性では、オースラリアと日本の海がそれぞれ3万3000種と、世界で最も多様性の高い海という結果が出た。

またオーストラリアやニュージーランド、南極海、南アフリカの比較的隔絶された海域は、固有種の種類が多かった。対照的に外来種が最も多かったのは地中海(Mediterranean Sea)で600種以上、目録の4%以上を外来種が占めた。その大半はスエズ運河を通って紅海から侵入したと考えられる。

乱獲や汚染といった人間活動の脅威に最もさらされているのは地中海、そして、この4月にも英BPの掘削施設から原油流出事故が起きたメキシコ湾(Gulf of Mexico)だった。

米スミソニアン研究所(Smithsonian Institution)のナンシー・ノールトン(Nancy Knowlton)氏は「海というものは本当に広大だ。海にはいったい何があるのか、10年間努力してもその断片しかわかっていない」と述べた。


日本の排他的経済水域(沿岸約370キロ)は世界の海の容積の0.9%に過ぎないが、生物の種類は豪州近海の3万2898種を上回り、最多だった。特に▽巻貝7013種▽魚類3770種▽エビやカニの仲間2501種が多かった。












固有種では▽「星の砂」として土産品に使われている有孔虫の仲間383種▽クラゲやイソギンチャクを含む刺胞(しほう)動物350種▽魚類358種が目立った。

さらに、魚のハゼ類だけで200種以上が未報告と判明し、研究が進めば、日本近海だけでさらに12万種以上が見つかると推定した。

海洋研究開発機構の藤倉克則チームリーダー(深海生物学)は「豊富な種類は、水深約9800メートルの小笠原海溝をはじめ、日本近海の複雑な地形や寒暖流など多彩な環境のおかげだ。今後、人間活動や地球環境の変化が海洋生物に与える影響を継続的に調べたい」と話している 。


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