2010年7月2日金曜日

昆虫食

虫を食べるなんて気持ち悪いと思われる方は多いと・・・
でも日本を含め世界には虫を食べる文化、昆虫食の文化がたくさん存在しています!

昆虫食(こんちゅうしょく、英語:Entomophagy、Insect eating )とは、イナゴ、蜂の子など、昆虫を食料として食べることである。幼虫や蛹(さなぎ)を食べる事が比較的多いが、成虫や卵も対象とされる。世界で食用にされる昆虫の種類を細かく集計すると1,200種にものぼるといわれます。

野生動物においては、アリクイ、センザンコウなど、昆虫食が専門の動物のみならず、キツネ、タヌキ、霊長類などの雑食性の動物においても昆虫は常に食べられている。










概要
人間は世界中で昆虫食を行っており、中国には紀元前10世紀、周代の書『周礼』にアリで客をもてなした記録、ヨーロッパにおいても古代ギリシャや古代ローマでセミなどを食べたという記録が残っているそうです。

アフリカ諸国、南米のアマゾン、メキシコ、メラネシアなどの熱帯、亜熱帯地域などの多くの地域で常食
アフリカ北部などでは、しばしばサバクトビバッタが大発生により農作物を食い尽くされる蝗害が発生しますが、こういう場合には、農作物の代わりにサバクトビバッタを緊急食料として食べ、飢饉の軽減が行われています。また、アジアにおいてもラオス、ベトナム、タイ、中国でタガメを食べたり、中国、東南アジアなどでセミを食べたりするように、一部の民族、または民族集団の一部が食べる例があります。

日本においても同様で、現代日本人の多くは日常的には昆虫食をしていないが、群馬県、長野県、宮崎県、沖縄県等の一部地域において、地方の食文化として現存しており、また、土産物などとしても売られてます。

現代社会では、一部地域、民族を除いて共通的、日常的には昆虫は食べられていないが、これは人口の大部分が昆虫から充分な栄養分をまかなえるだけの供給機構が構築されていないことと、他の食材が豊富となったためと考えられますね。

日本では一般的においしくない気持ち悪いなどの心理的嫌悪が強いです。また、日常的な昆虫食が貧困の象徴や時代遅れの習慣と考えられていたり、ユダヤ教やキリスト教のセブンスデー・アドベンチスト教会など特定の宗教・宗派によっては特定の種類の昆虫がタブーとされている場合もあります。


いなごの佃煮











イスラム教では、バッタを食べることは明確に許可されているそうです。ハディースにも預言者ムハンマドがバッタを食べ、遠征を行ったことが記されています。ただし、蟻や蜂を食べることはイスラムでは禁じられてます。近年では地域固有の食文化として積極的に見直されている例もあるそうです。タイの都市部では、調理済みの昆虫を屋台やレストランで観光客や都市部の住民に売っている光景がしばしば見られるそうです。中国では、昔の質素な食事を再現した都市部のレストランで昆虫がメニューに載っていることがよくあります。

また将来の火星での農業としての研究もされています。













栄養学的には、例えば蛾の蛹や幼虫では、乾燥重量の50%以上がタンパク質であることも普通であり、ミネラル類にも富み、加熱することで雑菌等の問題もなくなるので、食品として摂取する事になんら問題はないと考えられます。生態学的に見ると、昆虫が食べた植物のエネルギーを体質量(ボディマス)に変換する二次生産の効率は平均40%で、魚類の10%や恒温動物の1 - 3%に比べ非常に優れているため、昆虫類は生態学的および経済的に効率の良い動物性蛋白質の供給源となりうる。ただし、農地周辺から昆虫を採って食べる場合は、農作物を育てる過程で使用する農薬が昆虫に残留、蓄積している可能性があるため、健康への害に留意すべきです。



陸上自衛隊(以降【陸自】)のサバイバル訓練用に虫レシピ

●カマキリ
【陸自】羽をむしってから焼いたり、炒めたりしよう。煮てもよい。

ふつう羽と足を取って空揚げが最も食べやすい。線虫が寄生している個体が多いが毒ではない。気になる場合は開腹して除去するといい。

秋季の卵を孕んだお腹の大きなメスとの出会いは幸福な瞬間といえる。さっと揚げて頭部を持ち手羽元を食べる要領で腹部をかじる。卵のクリーミーな甘みが絶妙である。

また卵嚢を冬季に採集しておくこともおすすめする。春になるといっせいに孵化するので、塩・コショウをさっとふって躍り食いするといい。春の醍醐味である。野草などと合わせてかき揚げにしてもうまい。
 
 ●カブトムシ
【陸自】幼虫の焼いたものは香りもよく、一度食べたらやみつきになりそう。成虫は羽や足が焦げる程度に焼こう。

昆虫の味は餌に左右される場合が多い。カブトムシはその典型といえる。
 
成虫はクヌギなどの樹液を好むため臭みはほとんどない。飛翔筋が発達しているので胸肉が美味。ホイル焼きなどして楽しもう。
 
これに比べて幼虫は一見ぷりぷりしてうまそうに見えるが、腐葉土臭がひどくてそのままでは食べられたものではない。内臓をよく洗い、塩とおからを詰めて1週間ほど臭みをぬき、もう一度よく洗って今度は塩と唐辛子など詰めて本漬けする。こうして1ヶ月漬け込む。これでなんとか食べられるようになる。
 
 ●クワガタムシ
【陸自】カブトムシと同じようにして食べる。

 成虫はカブトムシとほとんど同じ味だと思えばいい。
 
 幼虫となるとまったく別である。本種の幼虫は主に朽ち木を食べて育つ。したがってカブトムシのようなひどい臭みはない。揚げたり焼いたり炒めたりして普通に食べることができる。
 
●カミキリムシ
【陸自】幼虫はテッポウムシという。生でもいけるし、焼いてもよい。生のあじは刺身のトロに似ている。

本種は昔から昆虫食の王様と言われている。宜成るかなである。彼らは生木に孔を開けて産卵する。孵化した幼虫は生木をまっすぐ食べ進む。弾丸が貫通したような孔を開けるのでテッポウムシとも呼ばれている。

かつては薪割りなどでよく見つかったが、いまでは採集が困難である。ゆえに夢の食材といえる。食べ方はクワガタムシと同じである。
 
●クモ
【陸自】足を取ってから食べる。味はチョコレートそっくり。

 クモは昆虫とちがって外皮が柔らかなのでとてもたべやすい。お勧めは晩秋のジョロウグモのメスである。黄色に真紅の結婚色があざやかなクモで、わりあいまとまって網を張っているので大量捕獲もできる。
 空揚げにすれば足もパリパリ香ばしく食べることができる。しかも長い脚の形が揚げると様々で、変化の妙を視覚でも楽しめる。
 外皮がやわらかいのでゆでても美味しい。さっとゆでても赤や黄の体色は消えない。塩・コショウでいただく。淡泊で癖がなく、卵がつまっている場合は一定の歯ごたえがある。
 チョコレートの味がするという風評は嘘で、つぶしたときに出るどろっとした体液がチョコレートを連想させるためだろう。
 
●シロアリ
【陸自】生のままが最高。太くて古い幹にいっぱいいる。

 本種は試す機会に恵まれていないのでコメントできない。ただし文献によれば栄養的にも味覚的にも優れた食材であることは確実である。
 
●ムカデ
【陸自】あまりおいしくはないが、唐揚げにしてみよう。

本種は付け焼きがうまい。大型は串にさして焼いてもいい。お好みのタレをからめて焼くと香ばしい匂いが食欲をそそる。いくらでも酒が飲めてしまう珍味である。

●ハチの子
【陸自】生でもOK。炒めたり、煮てもよい。ただし捕まえるときは親蜂に刺されないように注意すること。

あまりにも有名である。味噌で炒めて飯盒にまぜたら、アウトドアでのこの上ない贅沢ランチだ。クロスズメバチが定番だが、よく見かけるアシナガバチの幼虫もそれなりにうまい。危険度は少ないので巣をみかけたら幼虫を舌にのせてみるといい。ほんのりあたたかな甘い食感が幸せな気分にしてくれる。

●サクラケムシ
【陸自】唐揚げがよい。エビの唐揚げのような味がして絶品。

本種は何らかの条件下で集団移動する。時として幹が埋め尽くされるほどの集団となって別の木へ移動する。このときは一網打尽である。やはり揚げるか炒めるかが基本だ。

●イモムシ
【陸自】焼いて食べる。ポンと皮がはじけたら食べ頃だ。

さなぎになる直前の芋虫は外皮の内側に油がのって旨い。そのまま熱を通すとせっかくの中身が飛び出てしまうので、お尻の先を小さく切っておくことが大事である。そうすればはじけることもないし、味もよく染み込む。

●ウジ
【陸自】佃煮がおいしい。生でも大丈夫。ただし、ホタルやナメクジには手を出さないこと。ホタルの発光体には猛毒がある。ナメクジを生で食べると下痢をするし、高熱が出る場合もある。

ウジというとハエを連想するが、【陸自】はなにを差しているのだろうか。ハエのウジを生で食べて大丈夫とはとても思えない。ホタルやナメクジもウジの範疇には入らない。ウジをハチの子やアリの子と考えるならば、場合によっては少量なら生で食べられないことも無いが…。

ホタルはわれわれも食べたことはない。毒があることは確かだが、猛毒ではない。大量に食べなければ問題はないだろう。

ナメクジは陸貝の一種である。エスカルゴの家無しバージョンと思えばいい。さっとゆでて三杯酢でいただくと、しこしこした歯触りは逸品?


貴重なタンパク源であります!!!

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